

LIXILの洗面化粧台「ルミシス・ボウル一体型タイプ」は、LIXILの洗面化粧台のカテゴリーの中では、最上位グレードの洗面化粧台となります。
LIXILは、元々別の5社が合体した会社でありますが、洗面化粧台は旧INAXの技術が受け継がれています。
美しい模様を描いた人造大理石のカウンターで高級感を出し、ホテルの洗面空間のようなラグジュアリーで、おしゃれな洗面化粧台です。タッチレス水栓などの使いやすい機能面も、非常に充実しているLIXILの最上級洗面化粧台です。
まずは「ルミシス・ボウル一体型タイプ」の基本情報について見ていきます。
標準プラン | 間口91.8cm(本体間口91cm) 奥行60cm 高さ200cm メーカー希望小売価格 524,000円(税抜) → 366,000円(税抜) ※他のサイズ・プランをご希望の場合についてはお問い合わせください。 |
間口(幅) | 750mm〜1800mmまで50mm刻みで22タイプ |
高さ | 2000mmまたは1780mm(ミラー設置時高さ) |
引き出しタイプ | フルセット(扉タイプ・引き出しタイプ・フルスライドタイプ)・セミオープンセット(扉タイプ・引き出しタイプ・フルスライドタイプ)・フルオープンセット |
ミラーキャビネット | 5面鏡・4面鏡・3面鏡・1面鏡・収納付き1面鏡・スライドミラー |
カウンター材質 | 人造大理石(ポリエステル樹脂) |
洗面ボール種類 | 3種類(スクエア・サークル・SJボウル) |
水栓 | ナビッシュタッチレス水栓・シングルレバーシャワー水栓・吐水口引出式シングルレバー混合水栓・シングルレバー混合水栓(キュピア・ルナート・アリュールブリリアント・グランデラ)・即湯シングルレバーシャワー水栓 |
カウンターカラー | 9色(SJボウルは1色) |
扉カラー | 全10色 |
備考 | ※上記記載料金には材料費・工事費・諸経費全ての料金が含まれております。 ※施工場所内に駐車場がない場合は、お近くのコインパーキングに停めての作業となりますので別途費用がかかります。 |
商品コンセプトは「ホテルのように気品ある優雅な洗面空間」となっています。高級グレードの洗面化粧台らしく、各項目で選択できるラインナップも多いです。好みに合わせて扉色やミラー形状はもちろん、洗面化粧台の形態の種類が豊富で、洗面空間全体のコーディネートの幅を広げてくれます。
LIXILのラピシアカウンターは、各メーカーの商品の中で、最も「大理石の雰囲気」にこだわっている洗面化粧台と言っても過言ではないのではないでしょうか。
このカウンターは、大柄な石目の模様を再現している点が特徴です。カウンター表面は、光沢があるカウンターで艶やかな輝きをしており、見たまま上質な空間を創り上げます。LIXIL独自の人造大理石製法で作られた新素材「ラピシア」は、ボウル一体型タイプのみの特徴でもあります。
カウンターとボウルは一体成形になっている為、見た目のスッキリさとお掃除のしやすさを両立しています。
ボウルの形状は半円型のサークルボウルと、四角のスクエアボウルの2種類から選択ができます。
そして洗面化粧台の幅に応じて、レイアウトがは3パターンから選択することができます。
最もベーシックな形状で、カウンターの真ん中に洗面ボウルを配置するプランです。
洗面化粧台の幅が長いタイプは、片寄せタイプになります。
カウンター部分をドレッサーとして使いたい方に向いています。
朝方でも、家族で洗面化粧台を並んで使うことができる、ぜいたくなプランです。
※洗面ボウル内部はカラーはホワイトです
※洗面ボウル内部のカラーは、カウンターと同色です
洗面ボウルの形状は四角い形状をしていますが、排水口が向かって右側にあり、片流れで水やゴミが流れやすい機能性と、スタイリッシュな形状をしています。カウンターとボウルは一体型成形で製造されているので、お掃除性もよくお手入れも簡単にひとふきです。
形状は四角い形状1択ですが、中央に配置するプランと、片寄せでのプランの2種類があります。
排水口は、ヘアキャッチャーの仕様になっております。
LIXILは「新てまなし排水口」として、ゴミが取りやすく、詰まりにくい新形状で細かい点にもこだわりが見られます。
新てまなし排水口は、簡単に分解して絡まった髪の毛やごみを取り除く際も、洗いやすい構造になっています。ゴミが溜まる部分を斜めにすることで、通水を妨げない形状にしています。
これにより、ゴミがある程度たまっても水が流れにくくなる頻度が減ります。
また通常ポップアップの排水口は、カウンターの部分にフランジと言う、排水栓を上げ下げするための部材があります。通常、フランジは構造上汚れが溜まりやすい箇所です。新てまなし排水口はフランジがなく、汚れが溜まりにくい構造になっており、見た目もすっきりしています。
「ルミシス・ボウル一体型タイプ」で選択できる水栓は主に8種類と、他社洗面化粧台と比較しても多くのバリエーションがあります。
いわゆる自動水栓になります。ただ、LIXILのナビッシュタッチレス水栓は世界初の新技術として、自動吐水と手動吐水の切り替えが不要で、好きな時にどちらも使うことができます。
言い換えて説明すると、従来や他社の自動水栓は、「自動吐水モード」か「手動吐水モード」を切り替えて使います。例えば水栓に手をかざして水を出す自動吐水モードになっている場合、掃除などで手動で使いたい場合は、一度自動と手動を切り替えてから、手動レバーで吐水を開始します。反対に、手動モードになっていると、蛇口に手を近づけても水は出ません。
このちょっとしたイライラが発生してしまうのが自動水栓のデメリットではありますが、LIXILのナビッシュタッチレス水栓は切り替え不要です。手をかざせば水が出て、手動での吐水も自由にできるので、「今、自動と手動どっちだったかな?」とならなくて済むわけです。
形状も、家電製品のようではなく、シルバー色でスタイリッシュに仕上がっています。
そして機能面としては、色で温度をお知らせするルミナスサインが採用されています。水温が30℃以下では水色〜黄色〜水温が45℃以上で赤色点滅になります。LEDの色で水温がわかりやすい点と、見た目もおしゃれですね。
もちろんシャワーや、吐水とシャワー切り替え機能もありますので、洗髪や掃除の際も便利です。
こちらの水栓はレバーと水栓が分離しているタイプの水栓です。どちらも共通の機能としては、シャワーと吐水の切り替え機能と、シャワーホースになっております。
特に特徴的なポイントが、他メーカーでもほとんど見ることがない「即湯」です。冬の寒い時期に、通常は10秒程度待たないとお湯がでてきませんが、この水栓はお湯が出るまでに約1秒しかかかりませんので、寒い冬も安心して使うことができます。
これによって、お湯になるまで捨てていた水もなくなり節水効果があるだけでなく、忙しい朝の時間帯などには活躍してくれるはずです。
(キュピア・ルナート・アリュールブリリアント・グランデラ)
こちらの水栓はデザインにこだわった形状の水栓のシリーズです。旧INAXの技術を引き継いでいることもあり、他社には無いデザイン性を持った水栓のバリエーション豊富です。
中には世界3大デザイン賞の1つであるドイツのデザイン賞「レッド・ドット・デザイン賞」を受賞したキュビア。世界的に有名な水栓メーカー・グローエの水栓も選択することができます。
しかし、デザインは秀逸でありますが、シャワーホースがない点や、吐水・シャワー切り替えといった機能性はありません。
シンプルで飽きの来ないデザインの水栓です。この水栓は、ホース収納になっています。デザインとシャワーとしての普段の使いやすいさを求めるのであれば、この水栓はおすすめです。
節湯水栓とは、水栓のレバーを水と湯の切り替え位置が「カチッ」というレバーの感触でわかるようになっている水栓です。これにより、お湯を知らないうちに使わないようして、ガス代・電気代の削減に繋げることができます。量も同様、水量70%の位置で「カチッ」という感触でわかるようになっており、節水がしやすい水栓です。
また各種補助金の申請などにも使える仕様の水栓になります。こちらの水栓の省エネ効果は、意外にバカにできない省エネ効果があり、洗面化粧台にかかるガス代・水道代・下水代を約3割程度削減し、年間で約1,200円の節約効果があります。
「ルミシス・ボウル一体型タイプ」で選択できる水栓の中では、即湯ナビッシュタッチレス水栓と、即湯シングルレバーシャワー水栓の2種類が節湯水栓になっています。
LIXILの「ルミシス・ボウル一体型タイプ」のミラーキャビネットは、四方のフレーム縁がほとんどありません。最上位グレード洗面化粧台にふさわしい、すっきりした印象を演出します。
各ミラーキャビネットの特徴を、順番に解説していきましょう。
わかりやすく解説すると縦型LED照明です。最近の高級価格帯の洗面で、採用が多い照明の形状です。縦型LED照明の良い点は、顔全体に対し光が均等に当たって化粧やひげ剃りがしやすい点、顔の印象が明るく見える点です。
上からの光ですと、顔の凹凸に応じて影ができやすくなってしまい、化粧の塗り具合や、ヒゲ剃りの際に、鏡にアゴを無意識のうちに近づけてしまうことになります。それに対して縦型LED照明は、光の当たり具合がよく分かるので、お化粧もしやすく非常におすすめです。
またフェイスフルライトは、3段階の明るさ調整が可能になっており、夜や朝など使用シーンに応じて使い分けができます。縦型に光ることから、背の低い小さいお子さんも明るく使えるメリットもあります。
そして照明スイッチはタッチレスで手を近づけるだけでON・OFF・調光の切り替えができます。これによりデザイン性の向上はもちろんのこと、濡れた手でスイッチ操作が不要で、洗面自体も汚れません。
他社と異なる点は、上部のLED照明・ミラーキャビネット下からの下部LED照明いずれかを併用できる点です。縦型LED照明は他社でも同様の形状がありますが、縦型LED照明を選択した場合は、その照明だけの場合がほとんどですが「ルミシス・ボウル一体型タイプ」では、5面鏡・4面鏡・3面鏡でフェイスフルライトと、上部LEDもしくは下部LEDを併用することができます。
そしてミラーは、電気を使うことなく、表面コーティングでくもりをおさえるコーティングが施してあります。ヒーター式に比べ待ち時間がなく、消し忘れもなし。消費電力ゼロで快適に使用できます。
5・4・3面鏡はそれぞれ鏡の裏側が収納スペースになっています。ユニット色はブラックで仕上げており、高級感があります。収納棚は可動式となっており、60mm単位で収納できるアルミ製の棚となっています。アルミであることから耐久性と清掃性が高い素材になっています。
また鏡自体も閉める時にバタンと閉まらないように、ソフトサイレンス機構を採用しておりゆっくり閉まることでうるさくありません。
多面鏡の収納裏は、収納量もしっかり確保できており収納空間を確保。60mm刻みで棚板位置を変えることができ、収納物の高さに合わせて、効率よく収納することができます。
コンセントは左右どちらか選択可能です。鏡背面に収納はありません。
鏡背面の収納もたっぷり確保してあり、内部にはコンセントも付属しています。
収納のボックスに鏡が横に自由にスライドできるミラーキャビネットになります。
「ルミシス・ボウル一体型タイプ」のベースキャビネットは、一見高級キッチンのような様相をしており、使い勝手によって大きく3種類の形態があります。形態ごとにベストな使い方も含めて解説していきます。
「ルミシス・ボウル一体型タイプ」の共通の機能としては、引き出しにソフトサイレンス機能が付帯されております。洗面化粧台はどうしても化粧品の瓶などを立てて収納することも多いと思いますが、それらが倒れず静かに閉まります。
また、キャビネットの幅は750mm〜1800mmまで50mm単位で選択可能ですが、細かい幅調整は調整材でぴったりに納めることが可能になっております。
全てユニット構成のになっているタイプになっています。(フルスライドタイプ・引き出しタイプ・扉タイプ)
フルスライドタイプは、引き出しが大きく1つになっており、たくさんのものを収納できます。整理整頓がしやすいように、仕切るためのバーが2本ついております。
また内引き出しも設計されており、よく使うものや細かいものを収納すると便利に使うことができます。
引き出しタイプについては、フルスライドに比較して細かい引き出しと開き収納で構成されています。引き出しは上下2段で分かれており、小物類の収納に適しています。
扉タイプは、収納量を最も優先させたい方に向いています。また棚の中身は2段で構成されていますので、仕切られており効率的に収納できます。また価格も3タイプの中では一番安価にプランできます。
このプランは洗面化粧台の幅が1350mm以上に場合に選択できるプランになっていますが、最近人気の高いドレッサー併設の洗面化粧台です。(フルスライドタイプ・引き出しタイプ・扉タイプ)
洗面台としての役割だけでなく、落ち着いて化粧を行うスペースがあります。フェイスフルライトと併用してプランすると、気分は毎日高級ホテルのような気持ちで朝の支度が出来るのではないでしょうか。
フルスライドタイプは、引き出しが大きく1つになっており、たくさんのものを収納できます。整理整頓がしやすいように、仕切るためのバーが2本ついております。
また内引き出しも設計されており、よく使うものや細かいものを収納すると便利に使うことができます。
引き出しタイプについては、フルスライドに比較して細かい引き出しと開き収納で構成されています。引き出しは上下2段で分かれており、小物類の収納に適しています。
扉タイプは、収納量を最も優先させたい方に向いています。また棚の中身は2段で構成されていますので、仕切られており効率的に収納できます。また価格も3タイプの中では一番安価にプランできます。
机のような形状になっており、ボウルの下もオープンなスペースになっております。特徴的なポイントは、ボウル前に設計されているスマートポケットです。
通常、洗面のボウルの手前は引き出しが設置できないのでパネルで羽目殺しになっていることが多いですが、ルミナスはその点スペースを有効活用して、小物がしまえるポケットを設置しています。
カウンターがある幅が長いプランでは、小物を整理してしまうことができる引き出しを1段備えています。
しかし、洗濯用品については洗面本体に収納できるスペースはありませんので、洗面空間での間取りで工夫をしたほうが良いです。
昔の洗面化粧台は、洗面ボールの高さが床から、750mmという設計が多いですが、「ルミナス・ボウル一体型タイプ」は高さが750mm・800mm・850mmの3つから選択することができます。
洗面化粧台のカウンター高さがキッチン同様に3種類選択できることで、家族の身長に合わせて選ぶことができるので有難いポイントです。身長目安としては155p前後の方が750mm、165cm前後の方が800mm、170cm以上の方は850mmをおすすめします。
毎日洗顔や歯磨きの際などに腰への負担を軽くしたい方は800mmや850mm、ドレッサーとして主に使う場合は750mmの低い設定など、用途や身長に応じてプランすることができます。
扉のカラー展開は全10色あり、グレードによって表面素材の仕上げや、木口のR仕上げ(面取り)が異なり、価格も変動します。
アンティークブラウン色(鏡面)・アンティークホワイト色(鏡面)・グレインブラック(塩ビシート)
・エクリュピンク(塩ビシート)
クリエペール(オレフィンシート)・クリエラスク(オレフィンシート)・クリエモカ(オレフィンシート)
・クリエダーク(オレフィンシート)・ネオグロスホワイト(鏡面)
スタンダード(木口/四方ローカン)
フロウホワイト(ウレタンコート紙)
取手レスの形状になってます。
洗面化粧台本体の側面に設置する、収納キャビネットの紹介です。家族の人数が多い方や、洗面本体の幅よりタオル類などの収納をしっかり充実させたい!という方におすすめのトールキャビネットです。
「ルミシス・ボウル一体型タイプ」は、洗面本体の幅の種類が多いので、トールキャビネットの幅を、ご自身の好みと洗面空間全体を考慮してプランしてみてください。
また内部ユニットはブラックで統一されております。
こちらの収納はカウンター高さより下が、引き出し収納になっており、化粧品や洗濯用品などをしっかり収納できます。開き収納にはタオルなどを置くことができ、収納するものを分類して置くことができます。
引き出しタイプと違う点は、カウンターより下の引き出しが、網かごになっている点です。脱衣したものを出しておきたくない、という方はこちらの収納がおすすめです。カウンターより高い位置の収納は、開き収納になっており、タオルや洗濯用品などを置くことができます。
また一番下は体重計収納になっています。
こちらのキャビネットは、カウンターより高い位置の収納が、横から取り出せるようになっており、化粧品などを置いたりすることができます。
また下段は、高さのある収納になっており、高さのあるものを収納してもいいですし、花などを飾っておしゃれに仕上げることも可能です。
パナソニックの洗面化粧台「Lクラス ラシス」は、パナソニックの洗面化粧台のカテゴリーの中では、最上位グレードの洗面化粧台となります。
奥まで深い色合いが美しいアクリル系人造大理石のカウンターで高級感を出し、ホテルの洗面空間のようなラグジュアリー感が演出できる、おしゃれな洗面化粧台です。パナソニックらしいタッチレス水栓やツインライン照明ミラーなどの機能面も、非常に充実しているパナソニックの最上級洗面化粧台です。
まずは「Lクラス ラシス」の基本情報について見ていきます。
標準プラン | 間口165cm 奥行60cm 高さ195cm メーカー希望小売価格 700,200円(税抜) → 399,000円(税抜) ※他のサイズ・プランをご希望の場合についてはお問い合わせください。 |
間口(幅) | 900mm・1100mm・1200mm・1350mm・1500mm・1650mm・オーダー寸法 |
高さ | 1950mm(ミラー設置時標準高さ) |
引き出しタイプ | パノラマスライド・両開きタイプ・ステップストッカー・フットケアタイプ・スツールワゴン・フロートタイプ |
ミラーキャビネット | 木製5面鏡・木製3面鏡・樹脂製3面鏡・1面鏡 |
カウンター材質 | 人造大理石(アクリル系樹脂) |
洗面ボール種類 | 3種類(スクエア・サークル・SJボウル) |
水栓 | 7種類(人大カウンター時は5種類) |
カウンターカラー | 全11色 |
扉カラー | 標準色9色・オーダー対応(キッチンLクラス) |
備考 | ※上記記載料金には材料費・工事費・諸経費全ての料金が含まれております。 ※施工場所内に駐車場がない場合は、お近くのコインパーキングに停めての作業となりますので別途費用がかかります。 |
それでは、パナソニックの洗面化粧台「Lクラス ラシス」の特徴を見ていきましょう。
商品コンセプトは「綺麗になって癒される上質空間」となっています。最も特徴的なプランは「サロン・ア・ラ・メゾン」と呼ばれるL型プランです。女性の方であれば誰でも憧れるような、高級感と使い勝手の良い、自分だけのドレッサー空間をつくることができます。
また高級グレードの洗面化粧台らしく、各項目で選択できるラインナップも多く、好みに合わせて扉色やミラー形状はもちろん、洗面化粧台の形態の種類が多く、洗面空間全体のコーディネートの幅を広げてくれます。
キャビネット形式のプランから、最近人気の高いフロートプランまで、プランの幅の広さは全メーカーで最も優れていると言っても過言ではありません。
その中でも、「Lクラス ラシス」の一番の魅力でもある人造大理石カウンターの特徴から解説していきます。
「Lクラス ラシス」では3種類のカウンター・ボウル形状、そしてドレッサー机としてのカウンター1種類から選ぶことができます。
3つのカウンターとは、
1つ目は、汚れが付きにくい新素材を活用した「スゴピカ一体型カウンター」。
2つ目は、優美な曲線美でスタイリッシュかつ、つややかな光沢で高級感を出す「人造大理石一体型カウンター」。
3つ目は、ベッセルボウルと、キッチンでも採用され人気のグラリオカウンターを組み合わせた「ベッセルボウルカウンター」。
メインの洗面ボウルがある3つのカウンターは、アクリル系人工大理石を使った最高級カウンターになっています。プランを考えるうえでの注意点としては、各カウンターごとに選択できる色や、水栓などが異なってきます。まずは、ご自身がコレにしたいな、と思う洗面化粧台の形状やカウンター形状を決めると、プランがしやすいと思います。
それでは、各カウンターの特徴を細かく解説していきます。
パナソニックの水まわりでは「スゴピカ」という名称の新素材を採用しています。
簡潔に言い換えると、ガラス系の素材を使ったアクリル系人工大理石です。
この素材のメリットは、水を弾きやすい素材になっているので、汚れも水とともに付きにくいことです。汚れがついても、フキンでさっとふき取れます。もちろん、カウンターとボウルは一体成形になっている為、見た目のスッキリさとお掃除のしやすさを両立しています。そして、陶器と異なり割れにくい素材でもあります。
スゴピカ一体型カウンターは、1ボウルのみでスクエア型のボウル形状になっています。
ボウルも右側にカウンターから一段下がった「ウェットゾーン」があります。ハンドソープなど、濡れるものを置くスペースとして使いやすい形状になってます。
そして、排水口も一体形状で形成されているため、つなぎ目から汚れがたまっていくこともありません。
ホワイト・キアラホワイト
900mm・1000mm・1100mm・1200mm・1350mm・1500mm・1650mm・オーダー寸法(750mm〜1800mm)
こちらも同様にアクリル系人造大理石を使ったカウンターです。透き通るような奥行き感のある素材が特徴です。
こちらは、高級なホテルのお手洗いにあるような大きなボウルが特徴です。幅1650mmのプランであれば2ボウルが可能になっています。2ボウルであれば、家族人数の多い家庭で、並んで作業をすることができるので、朝も渋滞せずに済みます。
素材表面も非常に滑らかな素材になっており、汚れがついてもふき取りやすく、お手入れのしやすさは「スゴピカカウンター」と同様になっています。
また水栓の立ち上がりである、ボウルの奥側は斜め45度のスロープ形状になっています。これにより水栓まわりに水や汚れがたまりにくく、キレイが長続きします。
900mm・1000mm・1200mm・1350mm・1500mm・1650mm・オーダー寸法(750mm〜2040mm)
主に女性の方に人気の高いベッセルボウル形式です。
ボウルの形状は、縁のうすいスタイリッシュな形状となっています。ボウル内部には、ウェットゾーンも用意されていますので、ハンドソープなどの置き場所にも困りません。
カウンターが、非常に高級感のあるグラリオカウンターになっています。キッチンのグラリオカウンターは艶消しになっていますが、「Lクラス ラシス」は艶ありの仕様になっています。
グラリオカウンターは、内部に雲母というキラキラ光る素材を含んでおり、光の当たり方によって表情が豊かに変わり、奥行感がある素材です。特に人気なのは、御影ブラックで、天然石を削りだしたような雰囲気で高級感がある色合いです。
900mm・1000mm・1100mm・1200mm・1350mm・1500mm・1650mm・オーダー寸法(900mm〜1800mm)
こちらは、洗面ボウルがなく、ドレッサーとして使っていただくためのカウンターになっています。
カウンターの素材はメラミン製となっており、傷がつきにくくお手入れがしやすい素材です。また、本革のような凹凸感になっており、ドレッサー机としての演出をしてくれます。
また引き出しがついており、化粧品やボックスティッシュなどを収納できるようになっています。キャビネット内部の色もホワイトと、チャコール色が選択できます。
オーダー寸法(910mm〜1250mm)
「Lクラス ラシス」で選択できる水栓は主に7種類あります。カウンターによって、設置できない水栓があるため、不可能な組み合わせは分かりやすく表記しています。
いわゆる自動水栓になります。メタルの素材で、家電ぽっくない高級感ある水栓です。
吐水とストップの切り替えは、水栓の上部あるセンサーに手をかざして操作します。そのため、一定時間で水が止まるわけではないため、ストレスなく使用することができます。
また水とお湯の切り替えは、手動レバーを活用します。
シャワーヘッド方式になっており、引き出して洗面台の掃除をしたり、洗髪をしたりする際に便利です。またシャワーと吐水の切り替えは、吐水口で切り替えが可能になっています。
こちらの水栓は形状は似ているタイプで、シャワー・吐水の「切替が有り」か「切替なし」の2種類があります。コンパクトでスタンダードな形状の水栓になります。
シャワータイプは吐水口の切替部で、シャワー・吐水を切り替えることができます。また2タイプともに、ヘッドを取り出して伸ばすことはできます。
水栓と、レバーが分離しているタイプです。
吐水口の大きさが大きく、シャワーが優しく水量が多めに出てきます。水栓を引き上げて高さをあげることができます。
エコカチットあり
エコカチットなし
水栓と、レバーが分離しているタイプです。サラサラシャワーに比べて吐水口は通常の水量です。水栓を引き上げて高さをあげることができます。
また人造大理石一体型カウンターには、カーブ形状のエコカチット採用水栓は付けれません。
グースネック形状になっている水栓です。ベッセルボウルを意識して設定されている水栓ですが、スゴピカカウンターにも設置できます。(人造大理石一体型カウンターのみ設置不可)
機能としては、吐水のみでシャワー機能や、引き出すことはできません。
パナソニックの水栓は「エコカチット」という名称が付いている水栓は、節湯水栓です。
節湯水栓とは、水栓のレバーを水と湯の切り替え位置が「カチッ」というレバーの感触でわかるようになっている水栓です。これにより、お湯を知らないうちに使わないようして、ガス代・電気代の削減に繋げることができます。量も同様、水量70%の位置で「カチッ」という感触でわかるようになっており、節水がしやすい水栓です。
また各種補助金の申請などにも使える仕様の水栓になります。こちらの水栓の省エネ効果は、意外にバカにできない省エネ効果があり、洗面化粧台にかかるガス代・水道代・下水代を約3割程度削減します。
「Lクラス ラシス」は、選べるミラーキャビネットが非常に多いですが、最上位グレード洗面化粧台にふさわしく、全て枠がスッキリした形状で、スマートなインテリアを演出します。
それでは各ミラーキャビネットの特徴を、順番に解説していきましょう。
照明の形状・機能と、スイッチが特徴的なミラーキャビネットです。
まず照明については、2本の縦型ライン照明LEDによって構成されています。最近の高級価格帯の洗面で、採用が多い照明の形状ですが、パナソニックが最初に開発しました。
縦型LED照明の良い点は、顔全体に対し光が均等に当たって化粧やひげ剃りがしやすい点、顔の印象が明るく見える点です。
上からの光では、顔の凹凸に応じて影ができやすくなってしまい、化粧の塗り具合や、ひげ剃りの際に鏡にアゴを無意識のうちに近づけてしまうことになります。
それに対して縦型LED照明は、光の当たり具合がよく分かるので、お化粧もしやすく非常におすすめになります。
さらに照明も自社で作っているパナソニックは肌色・顔色を美しく引き立てる「美ルック」をこのLED照明に採用しています。
また、3段階の明るさ調整が可能になっており、夜や朝など使用シーンに応じて使い分けができます。
縦型に光ることから、背の低い小さいお子さんも明るく使っていただけるメリットもあります。縦型照明の構造は、上から下に向かってLEDを照射していることで、まぶしくなく、洗面ボウルも明るく照射するメリットがあります。
そして照明スイッチはタッチレスで手を近づけるだけでON・OFF・調光の切り替えができます。これによりデザイン性の向上はもちろんのこと、濡れた手でスイッチ操作が不要で安心で、洗面自体も汚れません。時計も液晶表示で鏡の裏から浮かび上がるような仕様になっています。
木製5・3面鏡は、パナソニックらしく美容家電を収納しやすいキャビネットになっています。
通常の樹脂製のキャビネットに比べると、ひとつの棚が大きく取られており、ドライヤーやシェーバーなどの多くの美容家電を、充電しながら収納できます。
またキャビネット色はホワイトと、チャコールから選ぶことができます。
収納棚は可動式となっており、自分の好きな高さに変更できる棚となっています。取り外しができることで、清掃性が高くお手入れもしやすいです。
そして鏡自体も閉める時にバタンと閉まらないように、ソフトサイレンス機構を採用しておりゆっくり閉まることでうるさくありません。
通常、3面鏡は両サイドの鏡が内向きに開きます。ただ、顔の横側を見ようと思うと、鏡に近づかないといけないので、使いにくいという方もいます。
そこで両サイドの鏡が、手前に引き出すことができる「ミラくるミラー」が便利です。
鏡が手前に出てくることにより、コンタクトレングの装着や、化粧で細かい作業(アイメイクなど)がやりやすくなります。
幅1650mmのみ
幅900mm・1000mm・1100mm・1200mm・1350mm・1500mm
幅1200mmのみ
幅750mm・900mm・1000mm・1200mm
幅750mm〜18000mm
鏡背面に収納があるミラーキャビネットで、照明はありません。
鏡のまわりにフィラー(縁)があるタイプです。
サロンアラメゾン用1面鏡(幅900mm・1000mm・1100mm・1200mm)
くもりシャット機能なし
くもりシャット機能なし
くもりシャット機能なし
鏡の曇り止めが、電気を使うことなく、表面の特殊コーティングで、くもりを防止します。
「Lクラス ラシス」のベースキャビネットは、一見高級キッチンのような様相をしており、大きく分類して6種類の形態があります。形態ごとにベストな使い方も含めて解説していきます。
「Lクラス ラシス」の共通の機能としては、引き出しと開き扉の両方にソフトサイレンス機能が付帯されております。洗面化粧台はどうしても化粧品の瓶などを立てて収納することも多いと思いますが、それらが倒れず静かに閉まります。
全て引き出し、または開き扉のなどのキャビネットになっているタイプです。キャビネットを構成する形状も5つのパターンがあり、使い方に応じたプランができます。
引き出しが大きく2〜3段構成になっており、たくさんのものを収納できます。
フルスライドに比較して大きいものを、一気に収納することができます。
下段が踏み台兼、収納になる引き出しがついているプランです。洗面上部に収納を設けた方におすすめのプランです。
乗る台の部分については、収納にもなります。
引き出しに専用の椅子が収納できるパターンです。ドレッサーとしてプランする際に活躍します。
引き出しの一部が、脚をのせてフットケアがしやすいようになっているタイプです。上下の収納はオープンとなっています。
また、人間工学に基づいて、首や背中を必要以上に曲げなくても、足のお手入れができる高さに設計されています。
両側に壁があることが前提ですが、壁を支えにしてキャビネットが浮いているプランです。造り付けのような形での仕上げが可能になっており、シンプルなカウンターだけでのプランもできます。収納量はキャビネットタイプと比較すると、少なくなってしまうため、洗面空間で別の収納を設ける必要があります。引き出しは最大2段までになります。
両側に壁があることが前提ですが、壁を支えにしてキャビネットが浮いているプランです。造り付けのような形での仕上げが可能になっており、シンプルなカウンターだけでのプランもできます。
ベッセルボウルでのプランの場合、収納は全てオープンになります。洗面化粧台が1500mm以上の時は、洗面ボウルの下だけオープン収納を設けるサイドニースペース棚のプランも可能です。このプランの時は、洗面空間で別の収納を設ける必要があります。
両側がオープン、または片側のみ壁がある場合のプランです。スゴピカカウンターで洗面とカウンターが一体型なので、清掃性の高いカウンターです。
足元がオープンになっており、フロート(浮かせる)させてスタイリッシュで人気があるプランです。なお洗面化粧台本体には収納はありませんので、洗面空間で別の収納を設ける必要があります。
両側がオープン、または片側のみ壁がある場合のプランです。女性に特に人気のベッセルボウルと、グラリオカウンターとの組合せプランです。
ベッセルボウルの色の組み合せで、スタイリッシュからナチュラルな雰囲気まで幅広くコーディネートできます。足元がオープンになっており、フロート(浮かせる)させているプランです。
なお洗面化粧台本体には収納はありませんので、洗面空間で別の収納を設ける必要があります。
L型に洗面化粧台を配置するプランです。洗面ボウルと、ドレッサー机の位置を左右で分断して、化粧などの作業がしやすいようになっています。
朝の忙しい時間帯も、夜のゆったりした時間も、どちらも活躍するドレッサー空間としてコーディネートができます。
扉のカラー展開は標準で全9色と、なんとキッチン「Lクラス」で展開されている色をオーダーで「Lクラス ラシス」にもコーディネートできます。
キッチンの扉柄をそのまま洗面化粧台にもってこれるのは、パナソニックだけです。
ウォールナット柄・チェリー柄・オーク柄・メープル柄・ホワイトオーク柄(取手形状はHESのみ)
サテンホワイト柄・サテンピンク柄・ディープボルドー柄(取手形状はHASのみ)
マットホワイト柄(取手形状はHAWのみ)
「Lクラス ラシス」は、パナソニックの高級キッチン「Lクラス」と同じ扉柄・取手にオーダーすることが可能です。取手は、キッチンの取手と同様のバリエーションからの選択です。
高い清掃性と収納力、そして洗練されたデザインが、暮らしにゆとりをもたらします。
標準プラン | 間口120cm 奥行55cm 高さ190cm メーカー希望小売価格 561,700円(税抜) → 389,000円(税抜) ※他のサイズ・プランをご希望の場合についてはお問い合わせください。 |
化粧台本体 | 2段引出タイプ |
ミラーキャビネット | スウィング三面鏡(エコミラー有り) |
扉カラー | 4色 |
備考 | ※上記記載料金には材料費・工事費・諸経費全ての料金が含まれております。 ※施工場所内に駐車場がない場合は、お近くのコインパーキングに停めての作業となりますので別途費用がかかります。 |
こちらは幅75cmの場合の仕様(注目ポイント)です。
今までムダなスペースの原因となっていた排水管の配置や構造を見直すなど、TOTO独自の工夫によって、広い収納スペースが生まれました。
排水管を避けていたスペースを収納に活用。収納スペースをTOTOでの調べで約30〜50%広くしました。
排水管のカタチをシンプルにし、奥へ配置することで、収納スペースを確保しています。
小物から大きな物、日用品のストックまで使い勝手にあわせて効率よく収納できます。ひと目で見渡せるので出し入れもかんたんです。
上段引き出しは、手の届きやすい位置にあるので、毎日使うタオルや化粧品などを収納するのに便利です。また、下段引き出しは、場所をとる掃除用具や背の高いストック品まで、たっぷり収納できます。
引き出しは、閉まるときの衝撃を和らげ静かに納まる仕様となっており、パタン!と勢いよく閉まる事がございません。奥ひろ収納 「奥ひろし」+「引き出し式キャビネット」のため、引き出しでデッドスペースを有効活用。奥の物もかんたんに取り出せます。
水がコーナーの排水口へまっしぐらに流れる設計。 泡や髪の毛をスイスイすべるように押し流すので、使うたびにキレイに。お手入れもラクラクです。 ボウル内横の一押しで開閉できる排水口。ボタンは、取り外してラクに洗えます。
洗面化粧台のなかでも特に汚れやすい排水口をキレイに保ち、お掃除しやすくするための工夫をすみずみに凝らしました。ヌメリやカビ汚れの増殖を抑え、お掃除ラクラクです。
らくポイヘアキャッチャー
髪などのゴミをキャッチする受け皿をサッと取り外して、かんたんにポイッと捨てられます。
スッキリ排水口
排水口に金具がない、滑らかな形状。お手入れしやすく、汚れもサッとひとふきです。
ハンドシャワー式
引出してハンドシャワーとしても使えます。ボウルのすみずみまで水が届いてお掃除しやすい水栓です。
エアインで節水
水滴に空気を含ませて、従来と比べて最約20%〜節水します。
水だけ使うつもりでも、お湯が出てしまう経験は誰にでもあると思います。 エコシングル水栓なら、レバー中央部まで水のみ吐水するからキチンを分けることができます。しかも、湯との境に「カチッ」というクリック感を設ける事で、お知らせし、お湯のムダ使いを防げます。
鏡の端から端までLED照明を搭載。鏡まわり全体を均一に美しく照らします。広い範囲を明るく照らしても、省エネだから安心。LEDは長寿命なので、経済的です。
扉カラー
パナシェホワイト
ミルベージュ
ロイミディアムウッド
ロイダルブラウン